多発性硬化症、神経性難病患者会『大阪MS/NMOコムラード』

・大阪で多発性硬化症をメインとして神経性難病の患者団体の運営をやっております。
・年4回、多彩なゲストをお呼びして医療イベント等を開催しておりまして、自らは、根っからの音楽好きで、弾き語りもしております。
・『生活』全般の情報の提供にも力を注いでおります。

模倣から想像力の『解放』~住吉の長屋~

1980年代終わりの作品『住吉の長屋』
これで安藤忠雄氏がメジャーになったと言っても過言ではないと思う。


内部はこういう間取りになっている。↓↓


↓↓ これは 私が現役の頃 ある建築家が設計した作品。
内部を含めて 影響を受けている、、いや 影響とはいい言葉ですが、模倣としか思えない、、少なくとも当時の私はそのように思っていました。
確か、1992年の竣工だったと思います。この作品以降、設計者もテレビに出たり、設計依頼も増えたと聞きました。彼 建築の話をすると、、、いや~、、、長い!!(笑)

結局のところ、作品が残れば 模倣が模倣でなくなり、影響を受けた事になるように思う。ただ、ここまでの作品のデティール設計は 半端なく時間がかかり そしてそれは、こだわりの部分に変化をしていく、、要は、想像力がそこに反映されてくる、、
彼らはそこで 徐々に解放されてくるのだと思う。


こんな事も現役を離れて、第三者として観るからそのような気持ちになるのであって、
当時は 「これ 何が 良いのか?無機質な、生活感が無い、実生活の機能は備えておらず、施主は大迷惑!」そう 考えていた。
「建物に生活を合わせて下さい。」という 設計者の言葉、、全く理解できず、
施主の愚痴聞き役になっていたが、この発想は正論だったと、、今は思う。


この建物が竣工して約30年、、世の中 様々な変化が起こってきた。生活の慣習も変化せざるえを得なくなっても、、きている。
全ての事が イノベーションの必要性を求められている中で、今だ足元ばかりが 視野に入る人達へ、、、もう、、ここまでくると 指導と言うべきか?


それを推し進めるのも我々の役目であり、そのポジションの人間が 一番重要なのかもしれない、、痛感しております。


さぁ 週末です。皆さん 楽しくお過ごしください。