模倣から想像力の『解放』~住吉の長屋~
1980年代終わりの作品『住吉の長屋』
これで安藤忠雄氏がメジャーになったと言っても過言ではないと思う。
内部はこういう間取りになっている。↓↓
↓↓ これは 私が現役の頃 ある建築家が設計した作品。
内部を含めて 影響を受けている、、いや 影響とはいい言葉ですが、模倣としか思えない、、少なくとも当時の私はそのように思っていました。
確か、1992年の竣工だったと思います。この作品以降、設計者もテレビに出たり、設計依頼も増えたと聞きました。彼 建築の話をすると、、、いや~、、、長い!!(笑)
結局のところ、作品が残れば 模倣が模倣でなくなり、影響を受けた事になるように思う。ただ、ここまでの作品のデティール設計は 半端なく時間がかかり そしてそれは、こだわりの部分に変化をしていく、、要は、想像力がそこに反映されてくる、、
彼らはそこで 徐々に解放されてくるのだと思う。
こんな事も現役を離れて、第三者として観るからそのような気持ちになるのであって、
当時は 「これ 何が 良いのか?無機質な、生活感が無い、実生活の機能は備えておらず、施主は大迷惑!」そう 考えていた。
「建物に生活を合わせて下さい。」という 設計者の言葉、、全く理解できず、
施主の愚痴聞き役になっていたが、この発想は正論だったと、、今は思う。
この建物が竣工して約30年、、世の中 様々な変化が起こってきた。生活の慣習も変化せざるえを得なくなっても、、きている。
全ての事が イノベーションの必要性を求められている中で、今だ足元ばかりが 視野に入る人達へ、、、もう、、ここまでくると 指導と言うべきか?
それを推し進めるのも我々の役目であり、そのポジションの人間が 一番重要なのかもしれない、、痛感しております。
さぁ 週末です。皆さん 楽しくお過ごしください。
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