多発性硬化症、神経性難病患者会『大阪MS/NMOコムラード』

・大阪で多発性硬化症をメインとして神経性難病の患者団体の運営をやっております。
・年4回、多彩なゲストをお呼びして医療イベント等を開催しておりまして、自らは、根っからの音楽好きで、弾き語りもしております。
・『生活』全般の情報の提供にも力を注いでおります。

ある新米医師との世間話・・大変です。

先日、厚労省内で「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」が開催されていました。いわゆる「コンビニ受診」(軽症者が自己都合で夜間・休日に救急外来を利用すること)などが、医師の過重労働につながっている状況を改善すべく、国民への啓発を行なうことが目的です。、、、この事を知り、、思い出しました・・


9月にイヌリンクリアランス測定の為入院しましたが、、、


早朝から半日かけて腎臓機能の測定をするのですが、採血が朝一番にありまして、
その後 点滴をセットしたりで、早出か、宿泊されたのか分かりませんが、
若~い女性ドクターが私の担当になりました。彼女 採血時に 少々パニックになり、、
針を刺した状態で何かをしようとするのですが、片手が注射針なので思い通りに出来ない様子、、見るに見かねて「何か 手伝い しようか?」と、思わず聞いてあげたのですが、「すみません、これ 持ってもらえます?」と、、、これ、、とは 
刺している注射針でした。ええ~~!と心の中で思いつつ 何とか 終了。


次に、点滴、、ピッチを三種類でやるのですが、最初に何故か器具が動かない。
「どうした?」聞くと、「これ 動かないんです、、ちょっと待っててください」と、
バタバタと退出、、直後 落ち着いた看護師を伴って帰ってきました、、看護師、すぐ直し点滴開始、、その場の雰囲気・・・ご想像つきますよね(笑)。


で、、半日 ちょくちょく そのドクターが来られて 色んな話をする事になります。
その中で「こないだ計算すると私の時間給 350円なんですよ~」と、どうも 医師になる事に 悩みがあるような感じで 言っていました。私は「計算したんや~」とか、
言って 笑っていましたが、、これ 彼女には 切実な悩みです。


「でも、この最初の期間を乗り越えたら収入も良くなるでしょ」と、聞くと、
「私みたいな 得意技がないと、それと 家が開業医でなければ無理です、普通の内科医師では、、今、学校の奨学金も返済してますし、、大変です。」との事。


なるほど、、その後も色んなお話を聞きました。


先日 息子が入籍したのですが、彼女がドクターで、今年で7年目との事。
いや~ その7年の間に あっちの病院、こっちの病院と、、どうもシステムとして
そうなるようです。それもまた大変な事で、その期間に医師になる事を止める人もいるらしい。


冒頭の懇談会の開催は勿論の事、システムの改革も早急に必要ですね。
若く、志を持った人たちの芽を摘むことになっているようです。


↓↓ 今度のイベント用に 案内板とか作りました、良い感じです(自画自賛です(笑))

今日も一日 穏やかに過ごしましょう。