多発性硬化症、神経性難病患者会『大阪MS/NMOコムラード』

・大阪で多発性硬化症をメインとして神経性難病の患者団体の運営をやっております。
・年4回、多彩なゲストをお呼びして医療イベント等を開催しておりまして、自らは、根っからの音楽好きで、弾き語りもしております。
・『生活』全般の情報の提供にも力を注いでおります。

少し違うが、まぁ コンペのようなものかも?

 長年 生業でやってきた「建築」という仕事には、意匠系、構造系、現場管理系などなど、色々と分野に別れていて、それが合体して、尚且、そこに設備(電気等々)が入ってきて、建築物として 目の前に出来上がるわけですが、物を造るというよりは 各部屋のテーマによる空間を創るイメージ、構造物としての全体のイメージ(デザインなど)の合体とも言える、、、そう私は思っておりまして、、とは言うものの、それはあくまでもイメージでありまして、現場はどうしても バタ臭~い、アナログ的な 人の手 主導で進められていました。現役を引退して20年ぐらいにはなりますが、市中の現場を見ている限りでは 変わってはいないようです。


 建築を設計から工事までを一貫として請けて、自社で全てやりきるのには人材確保や財力の問題もありまして、15~6人規模の会社の場合、設計を社外スタッフ、、所謂、その部分を外注に出して、当然ですが、会社も関わりながら発注者と協議しながら進めていく形態を、私の会社では採用しておりました。そんな彼・彼女達は日々の生活費を稼ぐのと同時に、様々な設計競技(コンペ)に参加し、ご自分達の目標に向かっておられましたが、、


 患者会・社会活動を運営することになり8年目になりますが、どこの団体におきましてもボランティアで運営するわけですから、経済活動をしない分、、財源の確保には悩ませれます。ともすれば、代表者が個人的に持ち出しなるとか、発起人(理事)全員で活動資金を負担するとか、とにかく、その部分が担保されなければ 理想だけでは運営は不可能です。


 私達の会も8年目という、、中途半端な時期だけに、その問題には頭を悩まされておりますが、、この数年は事業計画をたてて、資金計画を組み、勿論 実施計画も組み、各企業へ資金要請をするのですが、当然、そういう団体がたくさんありまして、そうなってくると まさしくコンペ状態で、建築ならばデザイン性や機能性や、他、様々な審査基準がありますが、この活動では団体の信頼性、実行能力の有無、事業が企業が掲げるテーマ通りになっているか?、、まぁ そんなところが競争になると思っております。


 結局、昔の彼・彼女達が頑張って世に出るためにコンペに参加していたような事をやっている訳でして、世に出るつもりは無いですが、いわば、団体が飯を食うために やっているのであります、、その事をもって団体が自立できていない!のでは無くて、コンペに参加して財源を確保できているのが 自立している事である!と、思っております。


 数年前、その部分では ある企業と議論をしたことがありましたが、年会費3.000円の徴収として、100人の会員さんで300.000円ですし、その人数の会員さんの確保は数年では難しくて、例を出しますと、同病の40年も歴史のある患者団体の会員数が150人ぐらいでした。そんなに増えるものではありません。やり方の問題はあるのですが。


 経済活動をしながら自立していく、、その間を援助します。ということに、議論した企業はなるのですが、、まぁ 今更、それはするつもりは無くて、コンペに参加できなくなったら(体力・気力の喪失など) 活動も中止になるのは仕方ないですね。


笑、、そんな事を考えながら散歩してきました。

こんなところの 日の出 です。
この道路の先には 大阪メトロの『八尾南』駅があります。


今日も良い日になりますように!